firediary

地方都市に住むアラフィフバツイチリーマンのライフログ

「半落ち」横山秀夫

 

半落ち (講談社文庫)

半落ち (講談社文庫)

 

 なん年ぶりかの再読。意外な結末。おもしろかった。人間五十年、歳が近くなって読むとまた全く違った印象が。やっぱり物語は一期一会。読むたびに違うね。

「ウツボカズラの甘い息」柚月裕子

 

ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)

ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)

 

 なかなかおもしろい話だったが、とくになんだろう?という読後感。

「パレートの誤算」柚月裕子

 

パレートの誤算 (祥伝社文庫)

パレートの誤算 (祥伝社文庫)

 

 生活保護のお話。おもしろかった。柚月裕子、今のところはずれなし。

「慈雨」柚月裕子

 

慈雨 (集英社文芸単行本)

慈雨 (集英社文芸単行本)

 

 仕事でも家庭でも長いこと積み重ねたものっていいな。めっちゃおもしろくていい話だった。

「八月十五日に吹く風」松岡圭祐

 

八月十五日に吹く風 (講談社文庫)
 

 『人命軽視 。不条理な戦死の目的化 。同一戦法への固執 。想定外の事態への対処能力欠如 。理想や願望と事実の混同 。』戦時中の日本は今のブラック企業と同じで若者の命が最もコストの低い戦力。でもごくごく一部にはそう考えない人もいたというお話。今も同じですかね。