firediary

地方都市に住むアラフィフバツイチリーマンのライフログ

「レッドゾーン」夏川草介

 

実際にコロナの最前線にいる現役医師が書いた「臨床の砦」の続編。
『この人は、本気で死地に踏み込むつもりだ。
このタイプの人間は、映画かドラマの中にしかいないと思っていた。』
『無理ですよ、コロナ病棟なんて
私たちだって人間です。死にたくないし、家族だっているんです』
『私、入院させてもらえるんですか……?』
『子供とできるだけ接触しないでほしい』
『お父ちゃんはお医者でしょ。コロナの人、治してあげなくていいの?』
『こんな考え方はあるいは笑われるかもしれませんが、しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということなのです』
願わくばコロナと闘っている全ての医療関係者が報われることを。