firediary

地方都市に住むアラフィフバツイチリーマンのライフログ

「オリンピックの身代金」奥田英朗

 

久々に読んだ奥田英朗がおもしろくて再読。やっぱりおもしろかった。ストーリーも問題提起も。

『いったいオリンピックの開催が決まってから、東京でどれだけの人夫が死んだのか。ビルの建設現場で、橋や道路の工事で、次々と犠牲者を出していった。新幹線の工事を入れれば数百人に上るだろう。それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄だ。』

カタールサッカーワールドカップと同じ話。今の日本はどうなんだろう。格差は変わらずなのか。