firediary

地方都市に住むアラフィフバツイチリーマンのライフログ

「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬

 

本屋大賞を見て読んでみたらめっちゃおもしろかった。「進撃の巨人」の若者たちが育っていく感じや、「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」で感じる戦争の悲惨さ、そして何より20年近くも前に読んだ戦争小説の名作「ベルカ、吠えないのか?」を思い出した。今になっても戦争をやめない人間の愚かさというか本能。人間が楽しく暮らすと地球が壊れていくことはもうよくわかったので、長い目で見れば戦争で人類を減らすことは未来の人類というか今の子供たちにとっては良いことなのかもしれない、と思い始めている。いずれにせよめっちゃおもしろい戦争小説だった。